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「うちの子は、場の空気が読めない。」
よく耳にする言葉です。
まわりの雰囲気を見て行動する
大人でもむずかしいことです。
電車の中で、子どもが大声でわめいています。
トラブル発生です。
親の動揺の大きさは、容易に想像できます。
もしあなたが、その子の親だったら、どう対応しますか。
大声で叱りつけるのか、それともやさしく諭すのか。
その場で冷静に解決策を見出すのは
周囲の厳しい目の中では、至難のワザです。
震災と同じく、日頃からの備えが必要です。
公共のマナーを1つ1つ教える
人に迷惑をかけないように言い聞かせる
家族の前で、マナーを守る約束をさせる
約束をしたら、外に出ましょう。
そして、約束を守れるか、見守ります。
約束を守り、期待どおりの行動をした時は
全身全霊でほめてください。
たいていの親は、約束を守らない時は叱りますが、
約束を守っても、ほめません。
当たり前と思わずに、立派な行動を評価し
最大限にほめてください。
成功体験の積み重ねが
ほめられることで自信となり、
自分をコントロールすることにつながります。
これからは、子どもが叱られるようなことをしても
感情的になって子どもを叱るのではなく
まず子どもの話を聞いてあげましょう。
なぜ叱られるようなことをしたのか
これからどうすればよいのか
原因と対策を子どもに考えさせる
そして子ども自身の言葉で語らせることで
心は安定し、どんな状況になっても
冷静に対応する力が身に付き
場の空気を読める子に一歩近づきます。
親自身も、場の空気を読む力が鈍りつつあります。
錆びた刃は、砥石で研ぐように
自然の美しさにふれる
人のやさしさに気づく
五感と心の手入れを入念に行ってください。
そうすれば、空気だけでなく
時代を読むこともできるかもしれません。
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