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「ここまで一人前にさせたのは、誰のおかげだ!」
と声を荒げて、子どもの前で言う父親。
映画やテレビでよく見る光景です。
父親の気持ちは多少理解できますが、
言っていることは、全く理屈に合っていません。
子どもは、親の都合で生まれてきたのであって
自分の意志で生まれてきたわけではありません。
ですから、親は子どもが一人前になるまでは
しっかりと育てる責任があります。
子どもが立派に成人するまで
父親は黙々と働き、
母親は愛情をもって世話をする。
これは当たり前のことであって、
親は子に見返りを求めてはなりません。
時には反発もしますが、
子どもは親のことを愛しています。
それ以上に、親の子どもに対する愛は大きいのです。
子どもの命が助かるのなら
自分の命を犠牲にできるのが親です。
今は、1日も早く親離れできるように、
時には厳しく
時には優しく
愛情あふれる子育てにつとめ、
親であることの幸せを実感しながら、
最大の仕事をなしとげてください。 |
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