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子育て講座

第4回 「あなたは鉢植え派、それとも庭植え派?」

ベランダやリビングに置く鉢植えの花
長く見ていても飽きません。
生活に彩りを添える鉢植えの花
見る人に安らぎを与えます。
いずれは、その美しさを失いますが
狭い鉢の中で懸命に生きる姿は、
いとおしく、子への愛情に近いものを感じます。
しかし狭い鉢の中では
大きく育てるには限界があります。

一方、庭植えの花は
その土地の風土に合った植物であれば
種をまいたあとは
土と太陽と雨が世話をしてくれます。
庭植えの花は、家の中から外を
愛情深く見守るだけでよいのです。

庭の植物は、水を求めて根を伸ばしていきます。
1日1日、どんなにわずかでも伸びつづけます。
その日々の不断の営みが
信じられないほどの大きな成果をもたらします。
成長の勢いと力強さは、想像以上です。

気がつけば、庭じゅうに色とりどりの花が咲き乱れ
その美しさに目を見張ります。
いつも花に囲まれた生活も夢ではありません。

子育ても、植物を育てるのと似ています。
いずれも、見栄えよく小さく育てるのではなく、
自分の力で生きていけるように
しっかりと根を張ることから始めます。
そして夏の日差しにも、冬の寒さにも負けない
生命力のある人間に育てていきます。
それには手をかけすぎずに
親は、あたたかく見守って育てることが求められます。
多くの挫折を経験させることで
そのつまずきを糧にして生きる知恵と強さ
多くの体験が、子どもを大きくします。

庭植えの花は、
自然に見守られながら
みずからの力で育つ たくましさを身につけています。
「母なる大地」の言葉のように
晴れた日も、嵐の日も、変わることなく
子どもを支え、見守る
母は、大地のように優しく
どっしりとした存在でなければなりません。

 



 
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