この詩は、三年生が書いた詩です。
子どものわずかな成長も見逃さずに、
「いま、かわいい芽だからね。」
「いま、はっぱがでてきたよ。」
最高の励ましの言葉が続きます。
子どもを思う親の深い愛情に心が打たれます。
きれいな字が書けなくて泣きそうになったとき、
抱きしめられる親がこの日本に何人いるでしょうか。
母親は我が子を信じ、
あたたかく見守りながら、
ひたすら成長を待ちます。
「待っててくれてありがとう、お母さん。」
母親の深い愛情をしっかりと受けとめ、
勉強の花を育てる子どものひたむきな心。
今はできなくても、
努力を積み重ねていけば、いつか花が咲く。
ところが、たいていの親は、それが待てないのです。
早く結果を出そうと、子どもをあおります。
お母さん! 待ってあげましょう。
努力している姿を認めてあげましょう。
雛が卵の殻を破って出ようと鳴いている時に、
母鳥がすべきことは、
外から殻を強引に割ることではなく、
「ここだ!」と思う時に、
口ばしで殻を突っついて、雛が卵から出るのを促すことです。
この母への愛情あふれる詩は、
励ましながら、愛情深く育てることの大切さを教えてくれます。 |